黒字でも銀行融資を受けられない場合もある:

黒字であっても銀行融資が難しいケースも多々あります。

・すでに銀行借入金が多く、返済能力が乏しい
・決算書では黒字だが、実態では赤字の可能性がある
・資金使途が不明(事業資金以外)である


上記の場合は、銀行融資を下りる可能性が非常に低くなります。
銀行融資の審査の基本としては、「返済能力があるのか?」です。
決算が黒字なのは、ある意味当然として返済できるだけのキャッシュがあるのか?
が大事です。
仮に決算が黒字であったとしても、すでに過度な借入金により返済能力を有してない
と判断されれば、融資を拒絶される場合もあります。

また、黒字決算だったとしても、その黒字額(当期純利益)が僅か数万円だったりした場合、返済能力があるとは判断しづらくなります。

・現預金は正しいのか?
・売掛金は回収できるのか?
・在庫を水増しして黒字決算になってないか?

などを確認して、実態ベースに修正してから判断しますので、企業から提出された決算書ではなく、
銀行サイドで実態ベースに修正したデータから判断しますので、銀行融資を拒絶されるケースも存在します。

あと、資金使途が不明の場合も当然難しくなります。なぜなら、基本的に銀行は企業に対して運転資金や設備資金などの事業性のものに対して融資を行います。
なので、資金使途がそれ以外のもので利用されるのであれば、基本的に銀行融資を受けることは難しいと言えるでしょう。

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